言うなれば、先マージ?!巨象を乗りこなす、StackOne登場。

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2014/3/14時点の記事です。

Evernoteライフログを残すのに最適なアプリ「Evergear」の開発元から新しいEvernote投稿アプリがリリースされました。

https://itunes.apple.com/jp/app/xin-shi-daiebanoto-tou-gaotsuru/id829927919?mt=8&uo=4&at=11I77Q

Evergearとはまた違って、斬新な内容になっております。
詳しい使い方は開発者様のブログをご覧ください。
Cocoaの日々: アプリ【 StackOne 】をリリースしました
「投稿するテキストを既にあるノートに追記するか、ノートを新規作成するか?」を、あらかじめ設定しておいた「ルール」でコントロールします。
毎月、毎週、毎日または10回、20回などの新規作成のタイミングを決めておき(ローテーション)、次回の新規ノート作成ローテーションまでに投稿したテキストはすべてひとつのノートに纏まっていきます。
Evernote用語でノートを纏めてひとつにすることを「マージする」と言いますが、StackOneアプリでは「ルール」によって先マージ(マージ予約??)しておく訳です。
Cocoaの日々: アプリ【StackOne】ルール解説
自分の目的に沿った「ルール」を設定する事が使い方のポイントになりそう。

◻️ Evergearのおさらい

https://itunes.apple.com/jp/app/evergear-evernote-tou-gaotsuru/id523574150?mt=8&uo=4&at=11I77Q
少し脇道に逸れますが、ここで先にリリースされ好評を博している、ライフログに便利なアプリのEvergearをちょっとおさらいします。
Evergearも投稿をひとつのノートに纏めるのが得意なアプリです。

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  1. 定型文(ひな形)をあらかじめ設定しておいて、基本テキストを簡単に作成できます。(日付や時間の予約語チェックボックスも使えます。)
  2. 基本のメモに後から追記できます。写真を添付してもO.Kです。(カメラロールと同様にクリップボード履歴にもアクセス可。アプリから直接写真を撮ることもできます。)
  3. 写真付きメモをそのままFacebookなどのSNSに共有できます。(Evergearを起点にすればSNSの投稿も一緒にログ出来る!)
  4. 追記したメモは基本テキストとキレイに一枚のノートとして纏められEvernoteに投稿されます。(Evernoteに投稿した後でも、履歴からノートを下書きに戻して再編集し直す事も可能です。)
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Evergearは、
「一日の様々な出来事を一枚のノートに纏めて、Evernoteライフログとして残す。」
という面ではほぼ完璧な仕事をしてくれるアプリです。

◻️ StackOneはライフログだけにとどまらない!

「ノートをひとつに纏める。」
StackOneとEvergearの目的はよく似ていますが、その使用感は大きく異なります。
Evergearはライフログなど、ひとつのプロジェクトを、基本テキストに追記していくことによって作成を進め、Evergear内で完成させたら投稿というルーチンになりますが、
StackOneはプロジェクトごとに「ルール」を使い分けることによって、複数のプロジェクトを同時並行して進めることができます。
プロジェクトごとにあらかじめ設定した「ルール」を選び、テキストを送信すれば、すぐにEvernoteに投稿されます。
そして、「ルール」に沿って、Evernoteでひとつのノートに纏められることになります。

◻️ 例えばこんな使い方

それでは、参考になるかどうかわかりませんが、私なりの使い方を紹介します。

1.給油ログ


「ルール」項目 「ルール」設定
ローテーション 毎月
タイトル %yyyy年のひなまつり
追記モード 先頭に追記
ヘッダー %date4
フッター 今月%scnt回目の給油です。%hr
本文ひな形 レギュラー“”入ります。

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画像1はEvergearでライフログの一項目として、ログったもの。
給油きた情報がブロック要素として追記されており、一日の記録としてキレイに一枚のノートに纏まってます。
ライフログとしてはこれで十分ですが、後で「今月、何回給油したんだっけ?」と給油した情報だけを振り返りたい時にはちょっと不便です。
一日の色々な情報が一枚に纏まっているが故にタグ付けがしづらく、個別の情報を検索でピックアップ出来ないところが弱点です。
画像2は今回設定したStackOneの給油ログです。
まだ、導入してから一回しか給油していないので、見た目分かりにくくて申し訳ないですが、「ルール」によって、最新の給油情報が先頭になり、一ヶ月で一枚のノートとして纏まるように設定してあります。タグも「給油ログ」と指定してあるので、タグ検索すれば給油ログのみ呼び出せて、日時検索すれば、同時期のEvergearライフログと一緒に閲覧出来ます。

2.COE

COE(Correction of Error)です。CEO(社長さん)ではありません、念のため。

「ルール」項目 「ルール」設定
ローテーション なし
タイトル %yyyy年のひなまつり
ヘッダー %hr
フッター *追記 %date1
リマインダー 2015/2/3

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私はスーパーマーケットの魚屋さんです。魚屋には年末年始や土用の丑の日など、一年を通して、商品動向が変わったり、売り上げが大きく跳ねるモチベーションがあります。
そのモチベーションで二度と同じ失敗を繰り返さないように、反省をログっておきます。後から、「あのことを記録しておくのを忘れた!」という場合でも、ノートを探すことなく、追記出来るのは便利です。また、売り場写真なども一緒に纏めておけば、視覚的にも分かりやすいかもしれません。
年に一度のモチベーションの確認は「一年後」と長いスパンになります。さすがのStackOneでも、一年のローテーションはサポートされていませんので、来年の発注時に確認を忘れないようにリマインダーをセットしておきます。

取り敢えず、2例ご紹介しましたが、開発者様のサイトでも、議事録をひとまとめに記録したり、ライフログ的な使い方が紹介されております。StackOneは「ルール」を切り替えるだけで、Evernote上の様々なプロジェクトの窓口として、活用できます。
アップデートでHTMLやマークダウン記法などでスタイルにこだわった定型文が作成できたり、他アプリから、Open InでPDFなどのファイルが転送可能になったら、さらにライフハック的な使い方が広がりそうです。
なお、オフライン投稿にはもうすぐ対応していただけるらしく、今後の展開も楽しみですね。
まだダウンロードしていない方は是非試してみてください!(b゚v`*)

◻️ あとがきとお詫び

今回のStackOneはシンプルだけど、非常に奥が深く、レビューするに当たって非常に生身の知力が問われました。
ダメ人間 オブ ダメ人間な私には正直、キツかったです。

*今回、一時未完成の記事かアップされていたようです。当ブログを読んで下さっている皆様にご迷惑をお掛け致しました。本当に申し訳ありません。